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好きなことにフォーカスして仕事せよっ!堀江貴文『99%の会社はいらない』ベスト新書

いま若者に話題の書籍である堀江貴文氏の
99%の会社はいらない (ベスト新書)』を読んだので、
率直な感想を記していこうと思います。
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『99%の会社はいらない』の書評

まずは全体の感想ですが、率直に堀江貴文さんらしいどストレートな意見を包み隠さずに書いてあります。

堀江さんが感じている既存の会社のおかしいと思う点、自分の時間を有益に使うことの大切さを書かれています。

・しっかりと意見を言う

特に強く共感したのは、

「日本人は『相手と意見が違う』と『相手を嫌い』がごっちゃになっている」

という一文でした。

会社員時代を思い返すと、
「お前の言っていることが正しいけど、ここは折れよう…」
「(同僚)あいつみんなと意見言って和を乱すよね。」
と、よくぶちぶちと言われたのを思い出します。

たしかに日本の会社って「意見があえれば言うように」と言われても、
本当に思っているこというとぶっ叩かれますよね。異常です。
賛同して欲しいだけですよね。
というか、場合によってはそれが原因で転勤とかもありますよね。
頭ごなしに文句を言うのは違うと思いますが、
上司と意見が違うから関係が悪化し転勤とかもうコメントできません。

海外で暮らすようになって思ったことは、みんなはっきり意見を言うことです。
堀江さんも言及しておられましたが、もう民主主義じゃないですよね。

海外からみたら日本は、最も完成した社会主義国と言われている

これは仕事をより成長させるためにも、必要不可欠です。
頭ごなしに文句言ったり、揚げ足をとるのはNGですが、
意見のぶつけ合いは絶対にするべきです。

また、なんでもかんでも判子が必要になることの非効率さも説いています。
たしかにずっと疑問なんですよね判子社会って。
海外は自筆のサインやeサインでなんでもOKなんですが…。
銀行なんかも判子がないとダメってところが多いですが、
何年前の習慣引きずってるんだって感じですよね。

・好きなことにフォーカスせよ

同じ時間だけ稼働しているのに、「忙しくて大変」と感じる人と「そこまで忙しくない」と感じてしまう人。

この差はどこにあるのだろうか?答えは簡単。前者は「他人の時間」を生きる苦しい忙しさで、後者は「自分の時間」を生きる楽しい忙しさだからだ。

「自分の時間」であれば、楽しい毎日を送ることは難しくない。忙しいことは幸せであり、自分の時間を生きることが幸せの指標になると考えている。

この一文はまさにその通りだと思います。
「会社のために過ごす時間」と、「自分のやりたいことに費やす時間」を生きるのでは、
毎日のストレス、本気度、自由度がまったく違いますよね。

堀江さんも自由に楽しそうに振る舞っているから、
「ほとんど働いていない」と思われているようですが、
実際にはいくつもの事業を掛け持ちしているので、
その辺のサラリーマンよりも働いているでしょう。

趣味に打ち込むのと同じように仕事できれば、
時間が過ぎるのもあっという間でしょうし、苦に感じないことでしょう。

また、今後日本社会が厳しくなる点についても言及されています。
いまよりも、自分自身で稼ぐ人が増えてくるだろうと予されているのですが、
人口分布図を見れば、いまの若年層の所得が厳しいものになるのは明らかです。
しかし、いまだに日本では、大学を出た後に会社へ入り汗水垂らして働くことが美徳とされています。
この辺をどう捉えるかによって、各々進むべき道が見えてくるのかもしれませんね。

好きなことにフォーカスすることで、その忙しさまでも楽しんでいるんですね。

書籍の中では、ブロガーやYouTuberなど好きなことを突き詰めて、成功した人々を紹介しています。
堀江さん曰く、「彼らは特別優秀ではなく普通の人たち、ただ好きなことをずっと続けてきた」と紹介しています。
イケダハヤトさんもこの点については何度も言及されていますね。
「1日10記事を1年毎日やり続けないと厳しい」と。
これは少し盛っているとは思うのですが、興味のない人から見たら「苦行」以外の何物でもないかもしれませんが、
これも好きな人たちからしたら屁でもないことですよね。
しかし、好きなことを仕事にするというのはこういうことだと思います。

成功者はみな好きなことにフォーカスし、継続して努力してきた
ということを改めて気付かされました。
巨額のお金が欲しい人が「好きなお金を稼ぐために様々な努力をする」のと同じです。

・世の中には、本当に自ら動かない人間が多い

世の中には、本当に自ら動かない人間が多い。彼らは世の中の変な常識に縛られすぎているのだ。人と違ったことをすると、何か問題が起こるのではないか、自分にとって不利なことが起こるのではないかと考え、不安になってしまっている。
たとえば本を読んだら、そこに書いてあることを実践すればいいのに、誰も行動しようとしない。

本当にその通りだと思います。
「あの本いいこと書いてあったよね〜感動した」
などと感想を述べているだけでは意味がありませんよね。

セミナーなんかに行って名刺配って知り合い増えて喜んでいるだけの方も多いですよね。
意識高い系であることはいいですが、意識高いだけの人も多いのも事実です。
行動してこそなんぼの世界ですので。

共感した部分、真似したいと思った部分があれば、ひとつでもそれを実践することが大事です。
私は、資産運用に関するお金の本や節約術の本や記事が好きだが、
実践(真似)したことでかなりこの点に関しては好転したように思います。


それでも最近心のどこかで「やらない理由」を探して怠けている自分がいます。
・怠けている自分に喝を入れたい
・成功の糸口が欲しい
・まわりの目を気にしすぎている

といった方は、ぜひこの一冊を読んでみてください。

堀江さんが常人ではない理由がこの一冊に詰まっています。


この本のあとがきに以下のような一文があります。

この本を買って、あとがきまで読んでいる人は「積ん読」ではなくしっかり内容を読んだ人だと思う。だとしたら、繰り返し僕が訴えていた「行動すること」を実践に移さなければならない。だって、この本を読んだ時間が無駄になってしまう。行動するのは実は簡単である。バカになればいいのだ。

僕はバカが悪いことだとは思わない。どんどんバカになって突拍子もない行動を起こす人が増えれば増えるほど、社会全体のイノベーションは活発化する。この本を出した目的はそこである。
すぐに行動することを求む。

私も、自分が進むべき道は何か、今後フォーカスしていくことは何なのか。
周りの目を気にせず自分らしい答えを出したいと思います。