※この記事は柔術初心者向けに私が悩んでいることを書きました。色々ご指導いただけると助かります。
柔術の基本動作、エビ!
早いもので柔術を初めて三か月目になりました。
当たり前ですが、知識も体力も諸先輩方の足元にも及ばず、スパーの時も突っ込んでいけば転がされ、突っ込まなくても引き込まれて転がされております。
転がされた先に待っているのは抑え込みですが、ここでできるのはエビでのエスケイプです。柔術の体験入門される方も準備運動で必ずやると思います。
エビってこういう形でやります。
あれ?エビできてない?
当たり前ですが、私の道場でもウォーミングアップの際にエビをやっています。私が思慮の足りない奴
なのかもしれませんが、正直最初のうちは何となくやっていました。ガード割りやエスケイプの確認でも当たり前ですがエビをする機会はありましたが、相手も技をかけさせてくれるので、少々適当にやっていてもエビ出来てしまうんですよね。ウォーミングアップの一種くらいに考えていたんですよね…。
スパーに混じるようになり抑え込まれると、諸先輩方から「はい!エビして逃げて!エビ!エビ!」と声をかけてもらいます。
すると「あれ…?エビしても逃げれんぞ?^^;」という壁にぶち当たりました。もちろんそのまま潰されて、色々な技をかけられてタップする日々。力ずくで相手の身体を押してもビクともせず。なんなら力ずくで押した手を取られて関節技を献上しまくっていました。「ほーらまた自分から技かかりにきた!手伸ばさないで!」と注意される日々。
お恥ずかしい話ですが、ここでエビの重要性を把握。
「エビする際にタイミングが悪いのかな?それとも身体を押す位置や足を置く位置が悪いのかな?でもエビの基本動作してるときにはちゃんと出来てるって言われてるし…」とウジウジと一か月くらい悩んでいました。
当たり前の動きすぎて聞きにくいってのもありましたし、マジで一生潰されたままなのかと思っていました。
サイドからエビして逃げる!その前にブリッジを
3週間ほど前に弊道場に黒帯のブラジル人の方が入会されました。その方に練習を見ていただいているときにエビで逃げれないという悩みを相談してみたところ「アップの時にブリッジしてるのはなんでだ?まずキミの腕力で押せなかったらみんな逃げれないからね、違うねそこじゃない」と一言。
この方も前の道場で白帯が上手くエビで逃げられないのを見ていたそうです。「みんな最初はおなじことするんだよね」とお手本を見せていただきました。
抑え込まれたときに、エビ!エビ!とよく言いますが正しくは「ブリッジして空間を作ってそこにエビして足を入れる」ですね。
いまだにちゃんと出来ないことが多いですが、意識していくうちに少しずつ返せるようになってきました。
当たり前ですが腕より脚力のほうが強いです。がっちり抑えられていてもブリッジすれば多少のスペースは作ることができます。もちろんタイミングなどは見なければいけませんが、よほど大きい人かずば抜けて上手な人とやらない限りは有効だと思います。
ウォーミングアップのときにもエビの流れは頭に入れておこう
「お前だけだよ!」と突っ込まれるかもしれませんが、同時期に入会された方も割と力ずくで逃げている様に見受けられます。
たぶんですが…マット運動をしている際の動きが頭にこびりつきすぎて、ブリッジという概念が抜けていたのかもしれません。
エビは基本の基本なんですが、ブリッジ→エビという流れをちゃんと認識しておかないといつまで経っても逃げられません。
こんな拙い情報ですが、柔術初心者の仲間に届けばと思います!